自分に自信が持てず、どうしたら自身が持てるようになるのか分からない。
そんな気持ちの方は、少なくないと思います。
たいていの場合、子どもの頃が何かしら影響していることが多いです。
子どもの頃に言いたいことも言えず、親の前で良い子にしている。
それは親を思う優しさであったり、親から愛されたいという気持ちであったり、親に怒られるからであったり…
いずれにしても、自分の本心を出さずに、してほしいことも言えずに我慢しているのです。
ご相談内容
子供の頃から自信がなく、どうしたら良いのか分からない。
もっと明るく楽しく生きたい…というAさん。
子どもの頃、両親はそろって仕事で忙しかったため、一緒に過ごす時間が少なく、弟さんと一緒にとても寂しい気持ちでいたそうです。
「お父さんとお母さんは仕事が忙しいから、迷惑かけちゃいけない」
「私さえ我慢すれば。しっかりすれば…」
そんな気持ちで子どもの頃を過ごしていました。
両親はAさんがそんな気持ちでいたことに気付いていません。
ヒプノセラピーで両親の気持ちを知り、当時のAさんの気持ちを出していきます。
セッションしていくうちにAさん自身が癒され、心が穏やかになり、本来の自信を取り戻していきました。
果凛からのメッセージ
Aさんは現在、とても前向きに進まれています。
セッション後に心の変化→変化することで何かに気付く→セッションを受ける…と数回繰り返されていましたが、以前とは別人のように変化されています。
子どもの頃の影響は、大人になっても影響していることが多いです。
それに気付かずいる方も多く、悩みの原因が子どもの頃であるということがカウンセリングやヒプノセラピーで明らかになり、そして当時の自分を思い出し、「そうだったのか」と理解されます。
お子さんのいるご家庭へ
子育てというものは、難しいものだと感じます。
同じ育て方をすれば、同じように育つわけではありません。
同居している家族それぞれの考え方もあるので、それが子どもにどう影響するのかは一人一人違います。
生活のために仕事をしているため、家族のために家事をこなすため…
様々な理由で、子どもとの時間をなかなか取れない方も多いと思います。
疲れていると、話を聞くのも億劫になったり、怒りたくなってしまうこともあるでしょう。
正しいと思ってやっていても、子どもがそれを理解してくれないこともあるでしょう。
聞き分けが良く手のかからない子だからと、安心してしまったり甘えてしまうこともあるでしょう。
そんな時、ご自身の子どもの頃のことを思い出してみてください。
本当はどうしたかったのか、どうしてほしかったのか…当時を振り返ってみてください。
子どもが同じことを求めているというわけではありませんが、それがきっかけになるのではないかと思うのです。
なるべく子どもと会話をする時間を持ち、お互いの気持ちを知るということは、大切なことではないかと思うのです。
今まで気づかなかったことに気づくかもしれません。
子どもとの会話で、当時の自分の気持ちを思い出すことがあるかもしれません。
会話を通して、お子さんが今はまだ理解することができなくても、きっといつか理解してくれる時が来るでしょう。
果凛からの一言: 『子育てに正解は無い』