今回のケース
セッション中にご相談者様が、体に違和感を感じることがよくあります。
今回は、セッション中に手が痺れてきたケースをご紹介します。
ヒプノセラピー
手の痺れ
ヒプノセラピーで誘導中、Aさんは急に右手が痺れてしまいます。
なぜ痺れているのか、原因が分からず、まずはそこから突き止めていくことにしました。
何が原因なのか探ってみると、痺れの原因はAさんのお母さんでした。
「Aがちゃんとしないから！」
なぜそんなに怒られるのか訳が分からず、Aさんは泣き出してしまいます。
お母さんは、Aさんに関係のないことでも怒っているのです。
事前カウンセリングでお母さんのことも聞いていましたが、
「気分屋で、なんでも自分の基準で話してくる」
「人のことを考えていない」
「いつもブツブツと文句を言い、何でも決めつけられていた」…等々。
お母さんに対して良い印象を持っていないようでした。
お母さんの幼少期
Aさんのお母さんは子どもの頃、両親と兄弟が住む家で暮らしていました。
ですが、子どものいない親戚の家に養子として入ることになり、家族と離れて暮らすことになってしまいます。
本当の家族がいるのに離れて暮らさなければならなくなり、とても辛い思いをしたようです。
その他にも、色んなことがありました。
そこでAさんと相談し、お母さんのインナーチャイルドを癒すことにしました。
お母さんのインナーチャイルド
お母さんのインナーチャイルドはとても小さく、まだお腹の中にいる胎児のような姿でした。
Aさんと一緒に、その子をただただ癒していきます。
そうしていくうちに、インナーチャイルドに大きな変化が現れ、笑顔が溢れてきました。
さっきまで怒っていたお母さんは、母親らしい優しい表情に変わっていきました。
そんなお母さんにAさんは「頑張ったね！」と優しく言葉をかけていました。
セッション後
セッションを通してAさん自身も癒され、「気持ちが落ち着いて、心が温かくなった」と言っていました。
たとえ嫌いと思っている相手であったとしても、セッションを通して相手のことを理解できるようになることがよくあります。
それは、自分自身の癒しにも繋がっています。
