ご相談内容
「生まれながらにしてネガティブで、気持ちの切り替えも上手くいかないので、それを変えたい」
「自分の気持ちより相手の気持ちを優先してしまうので、もっと自分のことを大切にできるようになりたい」
「誰にも執着しないようになりたい」
Aさんに影響を及ぼしているのは、いったい何なのでしょうか…
ヒプノセラピー
カウンセリングの後に、ヒプノセラピーで過去へと退行していきます。
前世でのトラウマ
1800年代のヨーロッパ。
20代のある男性が、戦地へ向かうことになりました。
そこで、とても仲の良かった友人を目の前で亡くしてしまいます。
その悲しみはとても深く、友人が亡くなったのは自分のせいなんだと、その後ずっと自分を責め続けていました。
戦争が終わって戦地から戻ると就職難で、男性はなんとか仕事を見つけますが、友人を亡くした時の気持ちを引きずったまま、仕事のために、生活のために、自分を殺して作り笑いをするようになってしまいます。
当時のことが何度もフラッシュバックし、「自分のことを理解してくれる人はいない」と思うようになり、人と会話をしたり笑ったり、誰かと一緒にいることがとても疲れてしまうようになりました。
そして男性は、一生独身のまま過ごします。
Aさんに影響していたこと
この時の男性の気持ちは、Aさんに影響する要因となってしまいました。
男性はずっと自分自身を責め続けていましたが、亡くなった友人は、男性に対して嫌悪の気持ちは全くありませんでした。
友人の温かい気持ちを知り、自分を責めることをやめ、引きずっていた思いをやっと手放すことができました。
するとAさんは安心し、自分のために生きる意欲が湧き、「幸せに明るく楽しく生きたい」と、とても前向きな姿勢になりました。
セッション後に思ったこと
最初にAさんが「”生まれながらにして”ネガティブで」と言っていたことを書きました。
たいていは「物心ついた時から」とか「子どもの頃から」となるのですが、なぜ「生まれながらにして」という言葉が出たのか、セッションを通して明らかになりました。
Aさんは気付いていなくても、潜在意識の中から出てきた言葉なのだと感じます。
男性の最終の職業は、今のAさんと同じ職業です。
Aさんはもともと、今の職業に就くとは思っていなかったそうですが、これも前世からの繋がりなのかもしれませんね。